近年、エンジニアの技術領域はますます広がりを見せています。かつてはハードウェアとソフトウェアが明確に分かれていた時代もありましたが、今では「はんだ付けからクラウドまで」こなすエンジニアも珍しくありません。本記事では、幅広い技術領域をカバーするメリットや必要なスキルセットについて紹介します。
電子工作の基本とも言えるはんだ付けや基板設計は、ハードウェア開発の出発点です。マイコンやセンサーモジュールを組み合わせ、システムを構築するためには、電子回路の知識が不可欠です。使用ツールとしてはKiCadやEagle、Altium Designerなどが挙げられます。
ハードウェアを制御するには、マイコン向けのプログラミングが必要になります。C言語やMicroPythonなどを使い、センサーのデータを処理したり、アクチュエータを制御したりします。最近では、ArduinoやESP32などの開発ボードを利用し、比較的簡単に試作できる環境も整っています。
IoTデバイスが普及する中、ハードウェア単体ではなく、クラウドと連携することが求められています。デバイスからのデータを処理し、可視化したり、機械学習と組み合わせたりするためには、クラウドの知識が必要です。AWS IoTやGoogle Cloud IoT Core、Azure IoT Hubなどのプラットフォームが活用されています。
デバイスからクラウドまで一貫して扱えるエンジニアは、システム全体を俯瞰できるため、最適な設計が可能になります。組み込み開発だけでなく、PythonやNode.jsを使ったサーバーサイドの開発、ReactやVue.jsを用いたフロントエンドの開発までカバーできると、プロジェクトの幅も広がります。
「はんだ付けからクラウドまで」こなすエンジニアは、まさに現代のものづくりを支える存在です。幅広い技術を学ぶことで、新しいプロジェクトやビジネスチャンスを生み出す可能性も広がります。興味のある分野から少しずつ学び、スキルの幅を広げていきましょう!
この体制がゴロゴロシステムズには整っています。我々は、ハードウェアからクラウドまで一貫したソリューションを提供し、革新的なものづくりを支援しています。